清浄器


【※"冬"からお読みください】

猫の顔に、歯磨き粉を載せたハブラシを近付けると、石原都知事の何億倍も目をしばしばさせて、肛門みたいな表情をする。
どうやら、ハッカや柑橘系の匂いが苦手なようだ。
一方、猫の顔に屁をしても、一切苦渋しないし怒らない。
だから、冬の猫は必須である。その理由を今から語ります。
私はネギが大好物で、生も煮たのも日々大量に摂取する。
冬に食べるネギはニオイがきつくて特に好きで、常時体内に摂り入れているので腹が緩くなりがちだが、食後に極寒監獄みたいなトイレに行くのは億劫だし、折角食べたモノをすぐに出すとすぐに腹が減る感じで、しかも腹が減ったところで、リビングは寒くて食べるの面倒なので、極力便を我慢している。
すると、腸内で先日のネギが発酵するものだから、その発生気体をガス報知器に向かって放つとピロピロ警報が鳴るほど有害メタン猛毒なので、コタツの中はガス室硫黄と化す。
だから、猫が居ると、とても安心する。何故かと言うと、彼女がガスを吸って体内で分解して二酸化炭素を吐いた結果、空気清浄効果があるからである。
犬の顔面に放屁すると、自ら喜び勇んで鼻を尻に押し付けてクンクンするので、犬の方が消臭効果を期待できるが、犬はコタツに入らない。
先日、ネギや玉ネギやサーモンや鴨肉を肴に赤ワインをガブ飲みしたら、メタンが止まらなくなった。その状態で下半身をコタツに突っ込んでくつろいでいたら、中に居た猫がゲロ吐いた。