本当にあった怖い話し②

【※"本当にあった怖い話し①"からお読みください】


数年前に、怖いというか奇妙な体験をしました。世に出てるホラーに比べれば、大したことのない出来事ですが、実際に自身に起こった出来事なんです。

深夜二時頃に、友人とバイクにけつで帰っていた時、東京の谷中霊園の前を通りました。
徐行しながら墓地を眺めていると、墓の前にウインドブレーカーを着た女の人が独り居て、笑みを浮かべていました。
その光景を想像した場合、深夜の唐突な出現や、女性の不自然な明るさは不気味と思う筈ですが、実際に目の当たりにすると、意外にも”こんな時に墓参りかよ”と思う程度でした。
そこから数百メートル程直進した所で、一つ目の信号に引っかかりました。
ところが、1分、2分、3分経っても、信号が変わらないのです。
ふと、バイクの後ろに座っていた私が振り返ると、先程の女の人がこっちに向かって歩いていました。
信号機の周囲を見回し、押しボタンやセンサーを探しましたが、どこにも見当たりません。普通の信号なのに、青になる気配が全く無いのです。
私は再び振り返りました。
「おいっ! 女が走ってきてるぞ!!」
友人は急発進し、信号無視して逃げました。



ハイ!
『信号無視は犯罪ダロ』、『時効だからって安心するなよ』
とアゲアシ取ろうとしている人達へ。
本当は、二人共バイクから降りて歩いて渡りました。
しかし、この説明をしたら、怖い話しも怖くなくなると思いませんか?

《普通の信号なのに、青になる気配が全く無いのです。
私は再び振り返りました。
「おいっ! 女が走ってきてるぞ!!」
我々はバイクから降りて、目の前の横断歩道の上を、二人で一所懸命バイクを押して渡りきった後に、再び車道にバイクを押し出して、再び二人乗りできるバイクに二人が跨った後に、友人が発進の意志を私に伝えて、バイクを発進させました。》
……説明が長過ぎて、逃げた感が出ないよね。



ハイ!
「元々怖くねえよ」
と感じている人達へ。
じゃあもう少し話そうか。
シャワーを浴びてたのね。 でも、髪を洗えども洗えども、なかなか洗い終えた感じがしない。 というか、俺こんなに髪多かったっけなーなんて不思議に思った。
ふと、上を見たら、
逆さ吊りの女の人が、天井からぶら下がってた。
俺が洗ってたのは、その人の髪だったんだよ。

実話だよ。友達の友達のハトコのナニガシが経験したらしいから。



ハイ!
「オフロ入れなーい」
とビビってる女性達へ。
一日ぐらい風呂入らなくても大丈夫さ。
しかも、その髪が長い女の人には、カレシが居て、女の人が他人に洗ってもらえない時は、カレシが洗ってくれるんだって。

でもね、そのカレシ……

風呂に入ってない娘の髪も洗いに来るってサ。


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