高学年の脳①

【※"給食"からお読みください】


小5の時、りんごの皮など、一般的に果物の皮は、直射日光を浴び続けている部分なので、一番栄養があると耳にした。お日様のビタミンを多分に含んでいるので、皮も食べた方が良いらしい。
だから、給食のキウイの皮も食べた。
皆が残す中、あのイガイガの農薬塗れかもしれない皮を、喜び勇んで食べた。
「よく食べれるねえ! 凄いね」
と、女子からの注目を浴びたので、更に調子に乗り、他人の食べ残しも食べ続けた。
オレって、実はこんなに食べることが出来る野性的な健康体なんだぜ!
見直しただろうと言わんばかりに、腹減った悟空のようにガツガツとキウイの皮を食べた。
すると担任が、
「あまり食べない方が良いゾ」
と言ってきた。
続いて、
「皮食べると盲腸になるよ」
と、暗算が早く出来る女子が言ってきた。
私は即座に辞めた。
その後、直ぐ不安になり、青ざめた。
もしかして盲腸になるのでは…
あの女子は頭良いブスだから言ってることは本当だ。
と、不安が不安を呼び、授業どころでは無くなった。
そして、本当に腹がチクチクし出し、「盲腸になった!」とパニくり、早退した。
帰宅すると、不思議に腹痛が治り、翌日以降は何事もなく登校した。

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